特定非営利活動法人ふれあい

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1989年まさに昭和天皇が崩御する1月に私の長男が産声をあげました。
出生時の難産で脳性麻痺として産まれ、喜びは悲しみになり、当時私の子どもがまさか重い障害を抱えて産まれてくるとは、信じられず目の前が真っ暗になったのを覚えています。

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入退院を繰り返し、私たち家族と息子の戦いの日々が続きました。
その間、生死を何度も乗り越えた息子の生命力の強さは、目に見えないご先祖様や神様に守られてると今でも感じています。
障がい者の通園施設保育園、12年間の養護学校生活を経て無事卒業をしました。

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しかしその後、卒業してからの息子の進路が近くにはなく、片道1時間以上かけて病院関係の施設まで自家用車で送迎していました。
その時は、息子は酸素吸入をしており、痰も多く吸引しながら、車のなかで何度もチアノーゼを起こしていたのを、昨日のことのように鮮明に覚えています。

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行くさきがないなら自ら作ろうと決意。
山あり谷あり、いろんな人やそして恩人と言える人との出会いがありました。苦労と思わずここまでこれたのも、長男のふんばりと笑顔、そして良い出会いのお陰でした。
当時わたしは44歳、気持ちの大転換をして今ここに至りましたが遅いとは思いませんでした。

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この先「ふれあい」をまだまだ夢でつないでいきたいと思っています｡
「ふれあい」を幸せの拠点としていきたいと願いながら旅の途中を歩んでいます。「夢は実現する」「想いは実現する」ということを日々、実感している今日この頃です。